油圧ユニットの役割について

油圧ユニットは、建設現場で見かけるブルトーザーやショベルカー、クレーンといった建設用機械に主に使われているシステムです。それ以外には、直接的なかかわり方としては工場内のプレス加工機やエレベーターといった昇降機、自動車のブレーキ等にも用いられています。なんとなく分かりますかね?しかし、身近な生活に関わっていたりもします。例えば、充填機の動力として(充填機が分からない場合、こちらのような装置です)。油圧の魅力は一定の力をむらなく途切れず、持続的に安定して伝えられることです。充填作業みたいな細かい作業でも力の調整さえしてあげれば、品質安定にはもってこいなのです。

油圧ユニットの原理としてはパスカルの原理を応用しており、シリンダー内部で作られた高圧の流体を配管・パイプ等によって、動力駆動に伝え、大きな動力を生み出しているのが原理です。油圧ユニットの役割は、その作動油を用いることによって小型な装置でありながら、大きなトルクや力を取り出すことが出来ることで、産業用にメインとして用いられます。

そのため、人間の力では限界のある作業を行ったり、作業効率を高めたりする上ではなくてはならないシステムであると言えます。その油圧ユニットのメリットについては、過負荷で止まった場合に動力系にダメージを与えるものでなく簡単には壊れない、出力や速度のきめ細かい調整が可能である、遠隔操作が可能である、油を使用しているため防錆・潤滑効果があるということです。

その他に高温・作業環境が悪い現場でも利用できたり、電気と簡単に組み合わせて活用することも出来る点もメリットです。勿論、油漏れの恐れがあるというデメリットも存在しますが、それでもメリットの方が多く、役割範囲も広いため積極的に現場で用いられています。

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