油圧ユニットではオイルを使用し稼働する機械であるため、使い方によっては液漏れから老朽化が早まったり故障の原因になることもあります。修理ができず交換となるまえに、長持ちさせられるための工夫をしましょう。まず、適正な稼働時間を守ります。建設で使用する油圧機器の耐用年数は7000時間~8000時間と言われています。使用頻度によって年数が増減しますので、必要な時に稼働すること、酷使しすぎないことがポイントです。1日何時間までと決めておくのも良い方法です。次にオイル点検です。オイルが古びていたり、汚れているときは機械そのものの寿命を縮めてしまいます。定期的に新しいものに交換をする必要があります。また、使っていくうちにオイルの量が減った場合は、適正量に注ぎたしておくことも大切です。フィルターやストレーナーも、オイル全交換の時に交換するとよいでしょう。同じものをずっと使用すると濾過ができず、機能を果たさなくなってしまいます。また稼働時にはオイルの温度が40度~50度であることが良いとされています。温度が上がりすぎると危険ですので、定期的に良い状態かどうか見極めましょう。冷却クーラーの適切な管理も、長持ちの秘訣です。